フレット交換と指板R変更 |
||||||||
ギターを弾き始めたばかりの頃、やる事と言えば練習ぐらいしか知らないので、自分の楽器の状態というのは意識してなかった気がする。それが新品で買ったギターならまだしも、お古で貰ったどんな扱いされてたかワカンナいギターであったにも関わらず。 |
||||||
左半分、ピンぼけだった。こちらがbefore。もう取り直しきかないのでゴメンなさい。 |
||||||
上記2点の画像は施工前、オリジナルの指板。左の画像は7.25インチ(約184mm) Rのゲージを当てている。ほぼジャスト。初心者の方の為に補足しておくと、この指板に付いているカーブは半径184mmの円の一部、円弧のようになっている訳だ。 一方、右の画像は目標値である9.5インチRのゲージを当てた所。両端に隙間が空いているのが判るだろうか? 指板中央を削ってこのゲージがピタッとくっ付くようにRを変えてやるのが指板R変更という作業である。 |
||||
ちょっと判りにくいかもしれないが、左が1フレット付近のR。9.5では両端に隙間が出来る。7.25では隙間は中央に出来るので、8.5とかそのくらいだと思う。計算上はナット部で7.5くらい。 |
||||||
今回のネックは少々歪みが出ていたので、その辺も併せて修整する。最終的にココ12F近辺が最も削りが少ない場所になった。エッジ部の減りが多少残るが、フレットの乗る部分の整形は出来てるので良しとする。 |
||||||
左は施工前のチューニングされたネックの反り具合。ロッドは緩めている。1弦側はまあまあの順反りなのだが、6弦側は大きく反っているのが判る。ロッドを締め込むと6弦側は真っ直ぐに、1弦側は逆反り方向に動いてしまい、ロッドが使いにくくなっている。 |
||
今回使用したフレットはJim/Dunlopの#6105。サイズはW:2.29mm、H:1.40mmと幅の割に高さのある形状だ。スティーブ・ヴァイの使用で有名かもしれない。 |
||||
ネックジョイントの角度はあまり付いていなかったので、ボディートップから弦までのクリアランスは少なめ。 |
||||
左:通常のイモネジでは頭が飛び出しすぎてかなり邪魔だ。これをすべて1段短い物に交換すると右のようになる。 |
||||||
以上、いかがでしたでしょうか。この変更で演奏性能は格段に上がったと思う。もちろんストラト本来の使用感からは離れてしまうが、弦高が下がりフレットの高さが上がる事で、いままでより少ない力で弾く事が出来るメリットは大きい。 |
||
今回のチューンアップ料金は |
||||
フレット交換料金(税込み表示) 1. ボルトオン バインディング無し ¥39,960〜 2. ボルトオン バインディング有り ¥45,360〜 3. セットネック バインディング無し ¥45,360〜 4. セットネック バインディング有り ¥50,760〜 以上、最低限の指板修整を含みます。 ビビリや音づまり等に過度の支障が出る場合や、指板R変更、 |
||||