サーキット解説

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 CURIONのサーキットは他に類を見ないユニークな設計です。最大の特徴はリアP.Uのコイルバランサーにあり、メインのページでも記していますがここでもう少し詳しく説明します。リアP.Uの第1コイルを"B"、第2コイルを"C"、フロントP.Uを"A"として表にまとめたのでこちらも参照して下さい。

コイルバランサーは"B"と"C"のコイルの配列を無段階で変更します。表の中で"BC"となっているのが通常のハムバッキング(シリーズ:直列)、"B+C"となっているのはパラレル:並列を表しており、いわゆるハーフトーンの状態です。"A+BC"は普通の2ハムMIXです。かけ算が直列で足し算が並列とお考えいただくと覚えやすいかも...?

 バランサーポットにはセンタークリックが付いています。フル(MAX)からセンターでハムバッキング("BC")が徐々にコイルタップ("C"がキャンセル)され、センターからゼロ(MINIMUM)で"B"に"C" がパラレルでブレンドされていきます。

img2215

 サーキットは大別してワイアリングセレクター1と3と5の3種類です。2と4は1及び3と同じ配線で、VOLポットに仕込まれたハイパスフィルター(VOLを絞った時に音がこもらないようにする回路)がONになるだけです。
 また、
コイルバランサーがMAXの状態だとワイアリングセレクターはどのポジションでも同じ配列になります。

CURIONwiring

ワイアリングセレクターの各ポジションを要約すると以下のようになります。

1. 2ハム、VOL1 最もベーシックな配線
2. 1と同じでハイパスON
3. P.Uセレクターがセンターの時のみバランサーON。但しリアP.U使用時バランサー"0"で最も太い音の配列に。
4. 3と同じでハイパスON。バランサー"0"で使うのが個人的にイチオシ。
5. P.Uセレクターに関係無くバランサーON。但しフロントP.U使用時にバランサー"0"でコイル"C"がMIXされる。ハイパスON

※ハイパスのON/OFFが分けてあるのはハイパスON時のVOLの立ち上がりが不自然になるのを避ける為です。
コンデンサーと抵抗を並列につなぐ方法は敢えて避けております。
VOL奏法をされる場合はハイパスがOFFのポジションを選んで下さい。
 

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